はじめに
日記とか読書感想文とか…「何を書けばいいの?」って思ったこと、ありませんか? 私もずっとそうでした。 自分から進んで文章を書くなんて、正直ちょっと想像もしてませんでした。
でもそんな私が、今はこうしてブログを書いています。 きっかけは、一冊の本との出会いでした。
この記事では、私が『アウトプット大全』を読んで気づいたこと、実際にやってみて変わったことをご紹介します。
なぜこの本を読んだの?
私は最近、本を読むのが好きになりました。
毎週1冊読むのが習慣になり、「考え方の引き出し」が少しずつ増えていくのを感じています。
今まで知らなかった視点に出会えたり、 自分の中にあったモヤモヤが、言葉として整理されていく感覚。
「ああ、これが引っかかってたんだ」と気づく瞬間に、ちょっとした快感すら覚えることもありました。
ただ── 読んだことで満足してしまって、内容をすぐに忘れてしまうこともよくありました。
気づけば、学んだことをほとんど行動に移せてませんでした。
「せっかく読んだのに、何も変わっていない」 そんなもどかしさを感じていたときに、
出会ったのが『アウトプット大全』でした。
この本から得た印象的な考え方2つ
インプットだけじゃもったいない
いきなりですが、この本の一番のポイントはこれです。
「アウトプットは、インプットの2倍大事」 黄金比は「インプット3:アウトプット7」。
なぜなら、人間の脳は「重要だと判断された記憶」しか残そうとしないから。
学んだことを話したり、書いたり、実際に行動することで、脳が「これは重要」と認識し、
記憶に定着していくのだそうです。
アウトプットの方法は大きく3つ:話す・書く・行動する。 読書で学んだことも、人に話したり書いたりすることで、初めて“使える知識”になります。
私は昔から「話の要点をつかむ」のが得意で、よく理解できていると思っていました。
でも、そこから何も行動に移せていなければ、それは“分かったつもり”で止まっていたのかもしれない。
行動に移さなければ、学びはすぐに忘れてしまう── この考えに触れたとき、強くドキッとしました。
続けられないのは、才能じゃなくて仕組みだった
「アウトプットが大事」と頭でわかっていても、それを続けるのって意外と難しいですよね。
私自身も、英語や筋トレ、日記…最初は意気込んでも長続きしなかった経験が何度もあります。
この本で紹介されていたのが、「作業興奮」という脳の性質。
やる気スイッチを入れてくれる脳の“側坐核”は、5分くらい行動してからでないと本格的に働かないそうなんです。
要するに、「やる気が出てから始める」のではなく、
「とにかく始める→やる気が後からついてくる」という順番が大事なんだと。
この考え方を知ってから、「5分だけやってみよう」と思えるようになりました。
あれこれ言い訳を考える前に、「とりあえず手を動かす」
それが、アウトプットを続けるための最初の一歩だと感じています。
実際にやってみたこと
読書ノートを書く

以前の私は、本を読んだときに「いいな」と思った部分を、スマホにそのままメモするだけでした。
でも、あとから読み返すことも少なくて、正直書いたことすら忘れていたことが多くありました。
そこで、書き写すだけではなく、**“自分の考えを書く読書ノート”**を始めました。
書く内容はこの3つ:
- 学んだこと
- 気づき
- 実際にやってみたいこと(=行動)
これによって、ただの記録ではなく、「行動につなげるための思考整理」ができるようになりました。
「なぜこの行動をするんだっけ?」と迷ったときも、ノートを見返すことで原点に戻ることができます。
日記をつける

読書だけが学びじゃないなと思ったんです。 日々のちょっとした気づきや、
大切な出来事も、自分の中で残しておきたいと思うようになりました。
そこで、毎日1行でもいいから日記をつけることを始めました。
その日の出来事や感じたこと、印象に残った一言などを書くことで、
「自分の人生の断片」が意識的に整理されていく感覚があります。
紙に書くことで自然と記憶に残りやすくなり、あとから見返すことで忘れていた記憶も思い出せる。
結果として、自分の人生に対して少しずつ「豊かさ」を感じるようになってきました。
日記は、思っていたよりも“自分を育てる時間”になるんだなと実感しています。
まとめ
ここまで読んでくださった方には、 私が「気づき」を行動に変えていく中で、
少しずつ変化を実感できるようになったことが伝わったかなと思います。
私がもう一つお伝えしたいのは、 「行動できないのは、才能がないからではない」ということ。
ただちょっと、“引き出し方”を知らなかっただけだと私は思います。
小さなコツを知るだけで、少しずつ行動できるようになる。
それが積み重なると、毎日がすこしずつ楽しく、軽くなっていく。
私はこの本を読んで、そんな変化を感じました。
今回ご紹介したのは、この本のごく一部です。
他にも、行動や思考のヒントがたくさん詰まっていて、
読む人それぞれの“才能のスイッチ”を押してくれるような内容ばかりです。
もし今、「変わりたいけど、何から始めたらいいかわからない」と感じている方がいたら、
きっとこの本が、あなたの背中をそっと押してくれると思います。
ぜひ読んでみてください。
