断捨離とエッセンシャル思考で人生が整った話【効果と実体験】

「やることが多すぎて、何から手をつければいいかわからない」
忙しさに追われる毎日をなんとかしたくて、
私は“断捨離”と“エッセンシャル思考”に出会いました。
モノを手放し、考え方を整えることで、
自分にとって本当に大切なものが見えてきた──
本記事ではその気づきと変化を、リアルな体験として綴ります。

やることが多すぎる日々と断捨離前の自分

かつての私は、「なにをやらないか」ではなく、
「どれからやるか」だけを考えていました。

タスクは山のようにあり、
何から手をつけても終わることはなく、次々と仕事が溜まっていく日々。

私の職種では、緊急度の高い仕事が突然入ってくることが多く、
そうした仕事を優先して対応していくうちに、
緊急ではないけれど重要な仕事にまで手が回らなくなっていました。

本来はじっくり時間をかけたい仕事も、
他の業務の合間でやることになり、
落ち着いて考えることもできません。

結果的に仕事の質が下がり、評価も得られず、
見落としていた点のやり直しも発生して、
「仕事が減らず、むしろ増える」悪循環に陥っていました。

心も身体も疲れ果てて、休日も疲れが取れず寝て過ごしてしまう。

頑張っているつもりなのに成果が出ない。そんな焦燥感に包まれていました。


断捨離の効果:モノを減らして心の余白を手に入れた話

そんなあるとき、家にモノが溢れていることに気づきました。

趣味が多く、登山やキャンプ、カメラ、ゲーム、自転車、車、服──
それぞれに「いいモノを揃える」ことが好きだった私の部屋は、
知らないうちにモノで溢れ、
休日は片付けに追われ、頭の中も散らかっていました。

収納を増やせば解決すると思っていたけれど、
実際は**「モノがモノを呼ぶ」構造**になっていて、

  • 手入れや管理
  • 保管スペース
  • 整理グッズの購入

など、判断と手間が次々に発生していたのです。

そんなときに出会ったのが『エッセンシャル思考』でした。

本当にやりたいことだけに集中する。そのためには他を捨てる。

そのマインドを受け取ってから、
私は家のモノを少しずつ手放していきました。

たとえば──

  • 最近行っていないキャンプの道具
  • 一度も使わなかった車のタイヤチェーン
  • 続けられなかった電子ピアノやギター

「いつか使うかも…」という迷いはありましたが、
**「使うときが来たらまた買えばいい」**と考え、
思い切って手放しました。

すると、

  • 掃除は楽になり
  • 探し物は減り
  • 収納グッズを買い足す必要もなくなり

なにより、心に余白が生まれたのです。

「これは本当に必要か?」
「これは自分の人生にとって大事なことか?」

そんな問いをもてるようになったのは、断捨離で得た何よりの気づきです。


エッセンシャル思考の要約と実践:本当にやりたいことに集中するコツ

この本を手に取ったのは、
仕事のタスクに埋もれて頭がごちゃごちゃだったときでした。

読み進めるうちに、深く刺さったのはこの言葉です。

何かを選ぶということは、何かを捨てること」

私はこれまで「選ぶ」ことばかりしてきました。

いろんなことに手を出し、全部中途半端。

任された仕事は断らず、結果としてやりたいことに時間が使えず、
仕事の質が下がっていました。

物も、欲しいという気持ちだけで選んでいて、
「何を手放すか」は考えていませんでした。

もう一つ印象に残っているのが、

「より少なく、しかしより良く」

全部やろうとすると重くなる。少しでいいから、
自分にとって価値のあることを丁寧にやる。

そう思えるようになってから、私は変わりました。

  • やるべきことを見極める
  • やりたいタスクに時間をかける
  • 断っていい仕事を見極める

仕事ではこれができるようになり、
モチベーションが上がり、気持ちが軽くなったのです。

私生活でも──

  • 何かを買うときに「何を手放すか?」を考えるようになった
  • モノが増えなくなった
  • ひとつひとつを大切に使うようになった

焦りや義務感に追われるのではなく、
「自分の意思で選んでいる」実感が湧いてきました。


断捨離とエッセンシャル思考で変わった日常と時間の使い方

モノや予定、思考のごちゃごちゃを少しずつ手放していくうちに、
自分の生活にも確かな変化が生まれはじめました。

平日の朝の変化

  • 少し早起きしてストレッチをする
  • ベランダ菜園でサニーレタスを育て、水やりを楽しむ

始業時間に慌てて起きる日々から、
**自分の時間を“自分のために使う朝”**へと変わりました。

休日の過ごし方の変化

  • 朝はジムで運動
  • 午後はスタバで読書

「何をしようか」と迷っていた頃よりも、
時間を有意義に使えている実感があります。

本を読むことで、

  • 自分の人生をどうしたいか?を深く考えるようになった
  • 人生をよりよくするための考え方を学ぶようになった

仕事面の変化

  • “とりあえず出ていた会議”を見直す
  • やりたい仕事のために時間を確保する

物との付き合い方の変化

  • 「なにかを増やすとき、なにを手放すか?」を考える
  • 衝動買いや後悔が減った

生活が整ったというだけではなく、
少しずつ**「自分がどう生きたいか」の軸が見えてきた**ように感じています。

迷いや焦りが全く無くなったわけではないけれど、
今は以前よりも軽やかに、納得して、選びながら進んでいる実感があります。

「こういう時間の使い方、いいな」と思えることが少しずつ増えて、
それが自信にもつながっています。


まとめ:断捨離と思考の整理で、自分らしい人生を見つけよう

私たちは日々、たくさんの情報やモノやタスクに囲まれながら暮らしています。

便利で豊かだけど、
そのぶん「何を選ぶか」「何を手放すか」の判断も求められています。

すべてを抱えたまま進もうとすると、どこかで息切れしてしまう。

だからこそ、自分の“本当に大切にしたいこと”に目を向ける時間が、
これからの時代にはもっと必要なんだと思います。

すぐに全部を変える必要はありません。

私自身も、少しずつ手放しながら、自分の価値観を探ってきました。

「これは今の自分にとって必要だろうか?」 「これは本当に、やりたいことなんだろうか?」

そんな問いを繰り返していくうちに、
気づけば、心も暮らしも少しずつ軽くなってきました。

あなたが本当に大切にしたいものは、なんですか?

その問いのヒントが、今回の記事のどこかにあればうれしいです。

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